前立腺がんの転移

前立腺がんは、前立腺肥大症という病気と症状が似ているため、早期発見が難しいとされてきましたが、PSA(前立腺特異抗原)検診の普及によって、早期発見が可能となっており、骨転移など、重大な事態を招いてから、発見される症例は減っています。

 

前立腺がんが、まだ転移がみられない段階では、ホルモン療法や外科療法が選択されます。

 

ホルモン療法(内分泌療法)は、エストロゲン製剤、アンドロゲン拮抗剤、LH-RH拮抗剤などが投与され、これらは男性ホルモン(アンドロゲン)の作用を減らす事で、治療効果を期待するものです。

 

また経過観察のみが行なわれることがあります。

 

外科療法は、前立腺を取り去ってしまい、根治を図るという方法です。

 

ただし、前立腺がんが進行して、リンパ節や骨、その他の臓器に転移してしまった段階では、ホルモン療法か、あるいは、放射線療法にホルモン療法を加えた治療が行なわれます。

 

さらに、骨転移部分に痛みがある場合には、痛みを改善する目的で、痛む部位に放射線照射を行うという場合もあります。

 

前立腺がんは、他の癌に比べると予後がよく、進行する速度も遅いです。

 

早期に発見することができれば、根治させることができます。

 

前立腺がんは、50歳以降に発症する場合が圧倒的に多く、45歳以下で前立腺がんにかかる場合は、家族性のもの以外は稀であるとされています。

 

好発年齢に達した方は、積極的に健康診断を受けるようにしましょう。

 

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